お金に縁遠い人とご縁のある人
「人に頼ってはいけない」
そう言われて育ちました。
今思うと、それも親の愛だったのだと思います。
親がいなくても、
子どもが生きていけるように育てようという
責任感から、
「他人に頼ってはいけない」
「他人に迷惑をかけてはいけない」
と、子に伝えていたのだと思います。
私には3人の息子がいるので、
私の親と同じように、
「子どもの自立」を望んでいます。
でもね、「自立」って、
一人で何でもできること
じゃないですよね。
「自立」という言葉を、
どんな風にとらえていらっしゃいますか?
経済的に生活していくことができる、
身の回りのことの一切を自分でできる、
そういったことが、自立とみなされ、
「一人で生きていく力」と捉えられがちですが、
本当は、そんなことってありえないんですよね。
水を飲むという簡単に見える行為ですら、
雨水を貯めるダムを作ってくれた人がいて、
その水を管理してくれる人がいて、
浄水してくれた人がいて、
水道管を引いてくれた人がいて、
蛇口をつけてくれた人がいて、
水道代を払うシステムを作ってくれた人がいて、
はじめて水が飲めるわけです。
そもそも人間は一人で生きられないから、
役割分担して、
協力して社会を形成しているんですよね。
「自分ひとりで最低限全てできるようになる」なんて、
元来不可能だって知っていたほうが、
謙虚に生きられるもの。
誰かなしには、一日足りとも生きられない。
自分が望む生き方をするために、
頼れる他力を持ち、
自分でそれをありがたく取り入れて生きていく力、
時には自分が誰かの他力になる。
その中で、自分の望む生き方を実現していくこと。
それが「豊かな自立」だと
子ども達に伝えていきたいと思います。
お金と縁遠い「他人に頼れない人」
「他人に頼ってはいけない」
という価値観をお持ちの方も
多いかもしれません。
残念ながら、そのままですと、
お金とのご縁は遠ざかります。
なせなら、
「他人に頼ってはいけない」
という価値観の裏には、
「他人に頼られたくない」
という自分がいるから。
他人に頼られたくない人のところには、
お金は絶対にやってきません。
どういう人にお金は集まるのか?
自分一人では解決できないことをしてくれる人
頼らせてくれる人のところに、
感謝の気持ちと一緒にお金が集まるのです。
「他人に頼ってはいけない」と信じて、
他人に頼った経験のない人は、
頼ってきた他人を受け入れることができません。
つまり、頼らせてあげられないので、
お金にも縁遠くなります。
誰彼かまわず、
なんでもかんでも頼るというのは困りものですが、
自力と他力の境界線を見定めて、
必要な他力に頼ってみることが、
豊かさへのはじめの一歩。
他力を受け入れた人が
今度は他力を与える人になれます。
お金を払って他力を受け入れたのなら、
今度はお金を受け取って他力を与える人になれます。
「他人に頼ってはいけない」という価値観をゆるめて、
与える人になって、お金に愛されてくださいね。
8月30日は大阪でお茶会をします。
「お金に縁遠いあり方」「お金とご縁を結ぶあり方」についても
お話しできたらいいなと思っています。
8/30 大阪府 【あなたが太陽になるお茶会】
幸せの限度枠がどんどん広がっていきますように。
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