やり直しOKのプロポーズ
秋晴れの爽やかな日々、
いかがお過ごしですか?
今朝も三郎を幼稚園まで
歩いて送りに行きました。
子どものせ自転車で
寄り道なしでスイスイと
送って行ってもいいけれど、
たまには、ゆっくり5歳児のペースで
わざわざ電柱にぶつかって、
ふざけながら楽しそうに歩く三郎に付き合うのも
幸せな時間だなと思います。
帰宅して、掃除を済ませて、
午前中は、リビングで
改めて「古事記」を読んでいました。
「古事記」に興味を思ったのは約1年前。
今から約1300年前に編纂された
日本最古の歴史書です。
古事記は上つ巻・中つ巻・下つ巻に分かれていて
上つ巻がいわゆる「日本神話」の部分です。
神話ですから、
当然、事実ではないことも書かれていますが、
事実かどうかはどうでもよくて、
日本神話はわたしたち日本人の持っている
価値観や生きるヒントを知る
大きな手がかりになりますね。
たとえ、
日本から離れて住んでいようが、
日本が嫌いだろうが、
集合的無意識に刻まれている
日本神話的な価値観は、
少なからず、
私たち日本人のあり方に影響しています。
と、前置きがながくなりましたが、
で、ですね。
やり直しOKのプロポーズの話。
日本人の男女の関わり方というのも、
古事記を読んでみると、
面白い発見があります。
国生み、神生みの神様とされる
イザナギノミコト(男性神)
イザナミのミコト(女性神)
のお話しを知っていますか?
この2神の前に生まれた
神様達の総意によって、
イザナギとイザナミが
国や神を産むことになります。
イザナギ(男性神)が自分の身体を見て、
自分の身体は出来上がっているけれど、
出っ張っているところがある
と言い、
イザナミ(女性神)が自分の身体を見て
自分の身体は出来上がっているけれど
へっこんでいるところがある
と言い、
じゃあ、その凸凹を合わせてみよう!
ということになります。
(すんごい明るい感じですね(笑))
つまり「まぐわい」をするんですね。
はじめはイザナミ(女性神)が
「あなたはいい男だね」と褒め
その後で、イザナギ(男性神)が
「あなたはいい女だね」と褒め、
事に及ぶのですが、
いい子どもが生まれない。
そこで、神様のアドバイスを得て
今度はイザナギ(男性神)から声をかけ、
その後にイザナミ(女性神)が呼応すると、
次々と子を産んでいくことになります。
ほんと、この子作り失敗談を
わざわざ「古事記」に載せていることの意味を
考えさせられます。
そう、つまり、
女性から声をかけない。
男性から声をかける。
そうするとうまくいくよ。
これって、男性が主導権を
握っているように聞こえるかも知れませんが、
実は逆だと思うのです。
男性から声をかけることで、
男性がまず先に
「決心・覚悟」するんです。
女性はそれを受け止めるかどうか、
「Yes/No」を応える。
最終的な決定権は女性にあるんですよ。
受胎もそうなっていますね。
男性が先に外に放ち、
女性は内で受け止める。
事前に受け止める準備は出来たとしても、
実際に受け止められるのは、
放つという行為がなされてから。
受け止めてから、放つというのは、
物理上不可能です。
どうも、外に向かう行動をする方が
主導権があると勘違いされがちですが、
最終的に受け止めてもらえなければ、
どんな行動も完結しません。
私たちは古代の神様ではありませんが、
1300年以上前から、
日本人の男女は
男が先に覚悟し、
女が受け入れるか決める
方がうまくいく可能性が高いという知恵を
実は持っているんですね。
でも、ついつい、
男性よりも女性が先に言ってしまう!
ということもあるじゃないですか。
けれど、
日本の神様達は優しいですね。
やり直しOK!
だから(笑)
実は、私が結婚するとき、
プロポーズなしに、
両親への挨拶の予定を決めたり、
結婚に向けてどんどん
動き出していたんですけれど、
ふと私が
「結婚するよね?」
と先に言ってしまったんですね。
すると夫が、
「待って!ちゃんとまだ言ってない!」
って。
そして、プロポーズしてもらったわけですが、
やり直しOK制度でほんと良かった♡
プロポーズも人生の一大事ですが、
家庭内の大事なことについては、
夫に先に覚悟してもらう、
大事なことは夫の口から言ってもらう
というのが肝心です。
私たちの大前提となっている
日本神話の知恵も借りて、
豊かなパートナーシップを築いていきましょう♡
自宅をパワースポットに♪
あなたの幸せの限度枠がどんどん広がっていきますように。
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