昨日は東日本大震災から１０年。
うちの息子達は、学校で黙祷をしたそうです。
１０年前は、私はマレーシアの南の島にいました。
太郎の園バスの帰りをコンドミニアムのエントランスで待っていたら、
お友達が「日本が大変なことになってるよ！」と教えてくれて
大急ぎで部屋に戻って”NHK WORLD”をつけたら、
海岸から押し寄せてくる波が
田んぼも道路に並ぶ車もなめるようにひとのみにしていく
その光景を見て、愕然としました。
目眩がして、
なぜかそんな悲惨な光景を見ながら、
「子どもを産まなきゃ」
って身体の芯が言ったのをすごく覚えています。
多くの人が危機的状況に陥っている中で、
たいへん不謹慎かもしれない思いつつ、
考えて出てきた、というより、
身体の中から湧いてきたという感じで、
生き物の種としての本能レベルの声を
自分で初めて聞いた、
そんな体験をした日でもありました。
改めて、震災で亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、
被害に遭われた方の心が癒やされていきますように。
震災のような生死を分けるような出来事があると、
自分の人生を大切にしなきゃなって思わされます。
でも、自分の人生って何？と考えると、
途端にあいまいで、ぼやっとする。
なんとなく、周りがそうだったから、
なんとなく、そういう道が準備されてたから、
なんとなく、そう期待されたから、
なんとなく、世間一般的によさそうだから、
なんとなく、みんなと合わせてきたから、
なんとなく、なんとなく、なんとなく、
これまでは、「なんとなく」で人生歩んで、
どうにかなって来たんですよね。
周りが自分の人生を決めてくれてたり、しましたから。
自分が決めているようで、
親の価値観、先生の価値観、社会の価値観が、自分の人生を決めてきた。
私もそうだったと思います。
よい、悪いじゃなくてね。
自分という主語抜きでも
大丈夫な時代だったと思うんですよね。
むしろその方がスムーズに
人生のエスカレータを上れたし、
日本人みんなで、
真ん中くらいの平均的な幸せ、豊かさを目指そうね、
でも、欲を言えば、ちょっとは、
みんなよりいい暮らしできたらいいよね、みたいな時代は。
「One of 大衆」もしくは「One of 中の上」
になるのが、我が人生のルートでよかった時代は。
「中の上」くらいの豊かさをゲットするための
学校→就職→結婚→マイホーム→退職→年金くらしみたいな
みんなと同じ双六ゲームが準備されていたし、
大体みんなとおんなじことよりちょっぴり頑張れば、
「中の上」くらいの幸せをゲットできた。
でもね、今は、もはや、
「中の上の幸せ」「平均的な豊かさ」が、
「個々人の幸せ」、つまり、「自分自身の幸せ」と
めちゃくちゃ乖離ができちゃっているって思うんです。
日本の平均収入４３６万円あったら幸せ？
結婚できたら幸せ？
大学出てたら幸せ？
大企業に勤めていたら幸せ？
マイホームを持てたら幸せ？
資格を持っていたら幸せ？
ほんと、そう？
幸せを、数字でも、物でも、バッジでも、
計れなくなっちゃってるんだと思うんですよね。
なのに、自分の幸せを考えるときに、
数字や物やバッジを持ち出して、
それを持っているかいないかとか、
その量や数字の多い少ないで
幸せを図ろうとするから、
「幸せなはずのに不幸せ症候群」に。
何より、幸せって、「感覚」であって、
頭で考えるものじゃないですよね。
今ある幸せに感謝することは、もちろん大事。
でも幸せって物質じゃない。
感覚ともなってこその幸せにこそ、
「生きていてよかった」と思えたり、
そうなれたことに対する感謝も
わいてくると思うんですよね。
幸せに「感覚」が乗っかってなかったら、
それって、偽物の幸せだと思うのです。
「今ある幸せを数えましょう」ってよく言うけれど、
その幸せに、自分の感覚乗っかってるかな？
幸せって、無理矢理自分に言わされていないかな？
誰かから押しつけられた幸せ、社会から押しつけられた幸せに
無理矢理自分をあてこもうとしていないかな？
自分の人生に、自分の「感覚」乗っかってるかな？
この時代の大転換期に、
これまでの基準を一旦脇に置いて、
自分の感覚で自分の幸せを決めていくこと、
自分の感覚に嘘をつかない、自分の感覚に正直な人生を送ること。
今は、その絶好のチャンスだと思うんですよね。
コロナの後の新しい世界になる前に、
自分の感覚で定義する「生き方」を
定めておきたい、そう思います。
明日は、clubhouseで、お話しします。
圧倒的なスピードで、
「自分の感覚に嘘をつかない人生」にシフトしたい方は、
ぜひどうぞ。
今日もお受け取り下さり、ありがとうございます。
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