幸さきBookサロン＠板橋区ときわ台BASE ～今回の選書～

今回の選書～生きる勇気を与えてくれる女性～

今回は、生きる勇気を与えてくれるお二人の女性の本をセレクトしました。

佐野洋子さん

自分をあまりにも正直に表現して生きた人「佐野洋子」さん。
絵本「100万回生きたネコ」は有名ですよね。
私が大好きな谷川俊太郎の元妻でもあったりします。

なかなか自分の思ったこと、思った通りに言ったり、やったりして生きるのは難しい。
佐野洋子さんの飾らない、正直な言葉、行動に、
ちっちゃい枠に囚われて生きている自分を発見せずにはいられない。
そしてもっと正直に生きてみたいと、勇気が湧いてくる。

もうお亡くなりになっているんですけれど、
佐野洋子さんは、はげしい！すごい！
エッセイなんかを読むと、
あまりにも赤裸々で、あっけらかん。
自分がこうだ！と思えば、
周りがなんと言おうと突き進む。
自分はこうする！という意思を持った人でないと
気持ち悪くて付き合えない。

友人には絶対になりたくないけど、
親友にはなってみたい人。

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

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子育てしていると、どこかで必ず手にする「100万回生きたネコ」
親子で読んでも、一人で読んでも、カップルで読んでも。
ラブレターがわりにプレゼントされたら、心動かされちゃいますね。

総特集佐野洋子増補新版: 100万回だってよみがえる (文藝別冊)

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佐野洋子さん追悼で2011年に発行。
佐野洋子さんは周囲から、
愛されていたのか、疎まれていたのか、
手に負えないなと思われていたのか、呆れられていたのか。
追悼特集でこんな書かれようする人も珍しいと思う。
娘、母、妻、絵本作家、引き揚げ者、介護者
いろんな顔を持っていた佐野洋子さんを垣間見られる一冊。
　
特に、息子　廣瀬弦さんと　元夫　谷川俊太郎の対談は面白い。
天国でこの二人の会話をどんな風に聞いているんだろう。

神も仏もありませぬ（ちくま文庫） [ 佐野洋子 ]

エッセイ集

佐野洋子さんが生きる中で経験した出来事そのまんまを語る言葉が、
あまりにもそのままで、ずんと突き刺さる。
癌になった愛猫フネの死を受け入れる目にひるみ、「フツーに死にたい」と思う。
撤去されることが決まったこぶしの木をこっそり貯めたヘソクリ100万円で、
自分の家の庭に移した友人ノンコを見て、「女は本当に偉い」と言い切る。
幼なじみの孔ちゃんの死に、1ヶ月間、床をたたいて泣いたのに、
「生きているって残酷だなぁ」と思いながら、テレビの馬鹿番組を見て大笑いする。
友人衿子さんからもらった水仙があまりにも大事すぎて、
日当たりを悪くしている松の木を17本ためらいもなくバッサリきる。
77歳の母親をスイスに連れて行って、母親が「ここで死んでもいいわ」と言うと、
空から隕石が降って母に命中したら、母は幸せのまま天国に行けたのかと思う。　

神も仏もなくたって、人は生きてく。

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めしょんさん

とんでもなく絶望を抱えた学生時代を送るも
言葉を変えたことで、人生を一変させた女性。
モデル兼ショップ店員で、売上ナンバーワンになり
２１歳で起業し、そのままビジネスの世界へ。
言葉で元気を与えてくれる、ブロガーさん。
　
めしょんさんのブログ
https://ameblo.jp/kawaikunarukotoba/

世界でいちばんうれしい言葉 (リンダパブリッシャーズの本)