そうだ、映画を観に行こう♪～花ある人になるために１３～

夫からのバースデープレゼント
週末のフリータイム。
一人でどこか行って来たら？と一人時間をもらいました。

ずっと枯れないプリザーブドフラワーを通して、
あなたの中の「美」を見つけ育てサポートします。
育児中でも、
浮き雲のような転勤妻でも、
お花をキャリアに、お花と生きていきたい女性のための
時間と場所にとらわれない
プライベート　プリザーブドフラワー通信講座
花満時間主宰　プリザママ　若野さきです。
貴重なフリータイム。
「そうだ、映画を観よう♪ 」

運転中のラジオで紹介されていた
「ボンジュール、アン」が気になっていたんです。

実は一人で映画を観るのは初めて。

地下鉄に乗って、栄のパルコにある劇場へ。
私より２０歳は若そうな若者たちでにぎわうフロアを
横目で見ながら、エレベータで登っていくと、
私より１０～２０歳年上の女性が
静かにコーヒーを飲みながら上映時間を待っていました。

いいなぁ、このギャップ感♡

「ボンジュール、アン」

仕事しか頭にないような有名映画プロデューサーを
夫に持つアメリカ人アンが
夫のビジネスパートナーのフランス人ジャックのドライブで、
カンヌからパリまで向かうお話です。
ちなみにアンは高校を卒業した娘を持つ５０歳の女性。
フランス人のジャックもアンとほぼ同年代。
見た目はダンディでも、さわやかでもない、中年男性。
（ごめんね、アルノー・ヴィアールさん…）　

カンヌからパリまで7時間で着くはずが、
美味しい食事にワイン、美しい風景、
フランスの名所や遺跡など、
ジャックの寄り道で、
１泊２日の小旅行になっちゃうんです。

見た目も美しい、それはそれは美味しそうな食事。
ワインもチーズも
ドライブの途中で立ち寄る遺跡や
車窓から見る南仏の風景には、うっとりです。
そしてアンが趣味としている写真の
構図がとってもセンスが良くて
勉強になります。

この映画は食事を中心に成り立っています。
フランス人男性のジャックの
「食べること」への情熱が半端ない。
おしゃれなレストラン、川のほとりのピクニック、
美味しい食卓での会話で、
ジャックはアンの心を開いていくんです。

ジャックは「今」この瞬間を
自分がどう感じるのかが行動基準。
それをアンにもたずねます。
母とか妻とかは関係なく、今のアンの気持ちを。

大人になると、
周囲の事、過去の事、未来の事、規範など、
いろいろ頭で考えて、
「今」の感情に向き合わないことが多くなりますよね。
それが、「大人の証」みたいな。　

特に日本人は自分の感情を
表に出さないのが美徳みたいなところがあるので、特に。
直感で生きるなんてもってのほか。

一度きりの人生をどう生きるかは
人それぞれだけれど、
美味しいものを食べるとか、
美しいものを見て感動するとか、
鳥の声が聞こえる自然の中でおしゃべりするとか、
素敵な人との出会いとか、
身近な人生の喜びは
あちらこちらにいっぱいあふれている。

それに気づいて、
そこに時間を注いで生きていくか、
気づかずに生きていくかでは、
人生の豊かさは変わっていくんだろうなぁ。

仕事においては超有能。
仕事のことで頭がいっぱいで、
自分の薬の在り処さへ分からない夫。

仕事の方は資金繰りが大変そうだけれど、
人生の楽しみ方を示してくれる、
魅惑的なプレイボーイのフランス人男性。

私がこの選択を迫られるシチュエーションはなさそうだけれど
もし私がアンだったら、と妄想しちゃう。
妄想の自由♡

で、このアン演じるダイアン・レイン。
笑うとうっすら見える目尻のしわが
とってもチャーミング。
シンプルで単色の衣装が
却って彼女の美しさを引き立てていて、素敵。
こんな５０歳に憧れます。　