【プリザーブドフラワーの歴史~プリザのおはなし1~】
プリザードでも、ブリザーブドでもありません。
正しくは「プリザーブド」です。
ずっと枯れないプリザーブドフラワーを通して、
あなたの中の「美」を見つけ育てサポートします。
育児中のイライラママの為の、
浮き雲のような転勤妻の為の
時間と場所にとらわれない、
プライベート オンラインプリザーブドフラワー講師
プリザママ 若野さきです。
(肩書を修正加筆。まだまだ長いなぁ。ご容赦を。)
間違って覚えてらっしゃる方がいますが、
正しくは「プリザーブドフラワー」です。
英語の’preserved’
「保存された」という意味の英語です。
長期保存加工された生のお花のことを
「プリザーブドフラワー」と言います。
生のお花の柔らかさを保ちながら、
様々な色に染色できる
水やり不要の(絶対に水あげないで!)お花です。
プリザーブドフラワーが言いづらいので、
お花の世界では、
「プリザ」とか「プリ」と省略することも多いですね。
私も省略系の「プリザ」と「ママ」を合わせて、
「プリザママ」と名乗っております。
今でこそ、プリザーブドフラワーは
多くの人の知るところになりましたが、
15年くらい前は まだまだ認知度は低かったですね。
今日はプリザーブドフラワーの歴史のお話を少し。
「美しい花をみずみずしいまま保存したい」
その思いから、
1986年からドイツのベルリン大学、
ベルギーのブリュッセル大学が
切り花の長寿命法の共同研究を始めました。
そして、その技術をもとにして、
1991年にフランスのヴェルモント社が
世界特許を取得しました。
生花をプリザーブドフラワー加工法は
簡単に言うと、
お花の水分を脱水、脱色し、
着色した保存液に置き換える手法です。
そのあと、しっかり乾燥させます。
(ちなみに、家庭でも
エタノールとグリセリンとインクがあれば
プリザーブドフラワーを作ることができます。
私は作ったことありません(^^:
手間と時間がかかります。
ですから、生花よりも
プリザーブドフラワーは高価です。
ですが、保存期間を考えると
むしろ安いとも考えられるかもしれません。
さて、プリザーブドフラワーの歴史の続きです。
ヴェルモント社が
エクアドルに工場を建て、
プリザーブドフラワーの生産を本格化させると、
1996年から
ヴェルティッシモ社もエクアドルで
フロールエバー社はコロンビアで
バラのプリザーブドフラワー生産に着手します。
コロンビアってどこだっけ?
エクアドルってどこだっけ?
著作権フリーの地図があったので、ここに貼り付けます。
見つかりましたか?
赤道直下の南米、
エクアドル、コロンビアは
一年中バラの生産が可能なため、
上記のメーカーのほかに、
アモローサ、プリマヴェーラ、ロザヴィのバラも
この地域で生産されています。
尚、ヴェルモント社は
1996年にケニアに拠点をうつしています。
ちなみに、ケニアは東アフリカです。
この地図では淡いカーキ色で塗られている国(英語表記KENYA)です。
ヨーロッパの有名フラワーデザイナーが
プリザーブドフラワーを
作品に取り入れたのをきっかけに、
注目され、日本でも知られるようになりました。
日本で扱われるプリザーブドフラワーは
当初輸入品がメインでした。
フロールエバー社が日本で販売を始めたのは
1998年だそうです。
日本でプリザーブドフラワーは生産されていないの?
という疑問がわくかもしれませんね。
日本では2003年に
「大地農園」(兵庫県)さんが自社開発した
プリザーブドローズを販売開始しました。
今では大地農園さんのプリザーブドフラワーは
バラのみならず、菊やガーベラ、デンファレなど、
多種多様さは日本一です。
大地農園さんのほかには、
鹿児島の南原農園さん
岩手県のみちのくあじさい園さんも
プリザーブドフラワーを生産なさっています。
私がプリザーブドフラワーを始めた
2007年ころは
フロールエバー社、
ヴェルティッシモ社、
ヴェルモント社のものがメインでした。
その当時、フレッシュ感では
フロールエバーのバラが一番でしたので、
プリザのバラといえば、私の中では
フロールエバーのコロンビアローズでした。
今日ではたくさんのメーカーの中から、
デザイン、色、質感を選べるようになり、
作品の可能性もますます広がっています。
(メーカー毎の特徴はまた改めて)
さて、歴史の話はここまでとして、
今日はフロールエバーさんの展示会に行ってきました。
商品サンプルやカタログを飾った作品が並んでいます。
花を学ぶ学生さんも
見学にたくさんいらしていて、
エネルギーあふれる
にぎやかな展示会でした。
フロールエバーの花材を使って
デモンストレーションも行われ、
私も新鮮な気持ちで学生さんに交じって
勉強してきました。
「プリザーブドフラワーのアレンジは難しそう」
と言われることが多いですが、
生花からプリザーブド加工するのではなく、
既に各社から販売されている
既にプリザーブドフラワー加工された花首を使って
アレンジします。
しおれたり、水揚げを気にすることなく、
自由にアレンジできます。
※写真は今日お伺いしたフロールエバーさんの展示会。
フロールエバーさんの注目新花材については、
日を改めてマニアックに
ご紹介しようと思います。
展示会で実際に見て
触ってきた情報をお伝えしますね。
子育て中のママだって、浮雲のような転勤妻だって、
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ずっと枯れないプリザのように
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