花満時間主宰 若野さきです。
先日はFBで生け花投稿しましたが、
（みなさん、温かいコメントありがとうございました。）
（みなさん、温かいコメントありがとうございました。）
今日はプリザ話題で、ブラックさき降臨です。
私のギフトオーダーへの思いから、
プリザーブドフラワーへの思いを書いてるうちに
本音が出てきました。
私のお友達はお花つながりが多いので、
書くのどうかなって思ったけれど、
ギクリと思う方がいたらそれはそれでいいし、
そうだよねと共感してくれる方がいたら、
それはそれでよしということで。
先日、お誕生日ギフトのオーダー頂きました。
お祝いされる方は香港LOVEの還暦女性。
贈り主さんから、
還暦のお祝いを受ける方の情報を
いろいろ教えていただきました。
どんなことが好きで、
どんな女性の人生を歩んでこられて、
お写真を拝見して、
ブログも拝見して。
こういう聞き取り調査（刑事みたい？）
大好きなんですよね～。
この方はどんな風に日々過ごしているんだろう、
これからどんな日々を過ごしていくんだろう。
この方の側に寄り添う花ってなんだろう。
会ったことのない方に意識を飛ばして、
色を置いて、デザインを考える。
私が作ったアレンジがその方の手に届いたときに
贈り主のお気持ちがアレンジに乗って、
花が開くように
もらった方の心がふわぁっと広がってほしい。
心からこの機会に感謝しながら、
大真面目に幸せな気持ちで
フラワーアレンジを考えてます。
だから私のギフト製作は
必ずオンリーワン。
今回のテーマは
「還暦」「終わらない美しさ」「大人可愛さ」「香港愛」
そして、贈り主さんが
貰い主さんを心から素敵だなと思って
尊敬しているのが伝わってきたので、
その「尊敬」の気持ちものせて。
赤バラを含めた赤～ピンクの
大人可愛さを引き立てるバラ６輪、
「美しい淑女」の花言葉を持つ高貴な蘭、
シノワなリボンと、ピックをアクセントにして、
お祝いのフラワーケーキに仕上げました。
土台から完全手作りした
「置く」と「壁掛け」の２way仕様。
手に取ったとき、
胸がキュンとなってふわぁと花開くような
感覚になって下さっていたら最幸です。
日本では、プリザーブドフラワーが
ギフトに選ばれることが多くなって久しいですよね。
枯れないし、お手入れ不要だし、きれいだし。
プリザーブドフラワーのギフトアレンジなんて、
花屋、
スーパー、
ネットショップ、
ハンドメイドのネットショップ、
いっぱい溢れてる。
もちろん、
オーダーメイドではないギフト市場だって
分かった上で書くんですが、
プリザ愛を感じる丁寧な作品、
貰い手のことを
考え尽くしてあるなって作品を目にすると、
とてもうれしくなったり、
勉強になったりする一方、
デザイン一緒で、
色を変えているだけとか、
花器を変えているだけとか、
値段合わせに廉価花材で空間埋めているとか、
枯れないことをいいことに
劣化して花弁が欠けている作品を
堂々と店頭に並べていたり…。
作り手が同じようなものばっかり作ってて、
機械的に作ってるのかなって思うような作品ばかり。
作品というよりは、大量生産の規格品。
貰った人に喜んでもらいたいという気持ち、
贈り主の気持ちを届けようという気持ちが
伝わってこない。
値段ありきのそういう市場があって
成り立っているんだろうから、
それはそれでいいのかもしれないけれど、
消費されるお花が気の毒になるときがあります。
花首しかない、
花種が少ないなど、
プリザーブドフラワーの制約はある。
透明ケースに入れなきゃって、
ラウンドばっかり。
花材費は年々上がるし、
予算は限られてるし。
在庫になっても困るし。
事情も分かる、わかります。
もともとは生きてたお花だと思うと、
プリザーブドフラワーになった花たちが
気の毒になったりする時があります。
プリザーブドフラワーも
お命頂戴してるんです。
生け花の時と同じ気持ちで
プリザーブドフラワーにも向き合って、
作品作りって大事だと思う。
生花もプリザも
お命頂戴したからには
次のステージの美に
昇華してもらえるよう、
責任をもって精進せねばと思うのです。
私も頑張ろう。
私が作ったアレンジで
誰かの心にふわぁっと花を咲かせたいから。
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