国際婦人デー~女性の幸せな働き方ってなんだろう?~

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若野さきです。

今日は国際女性デーですね。

今年の国際女性デーのテーマ
“Think equal, build smart,innovate for change”
平等に考え、聡明に構築し、変化のための革新を(仮訳)

UN WOMEN(国連 婦人の地位委員会)によると、デジタル分野(科学、技術、工学、デザインなど)での女性が過小評価されていて、これからますます加速するAI(人工知能)やIot(物のインターネット化)といった革新的な分野で女性のアイディアやニーズが反映されにくく、女性が新しい技術社会の恩恵から取り残されていく問題が指摘されています。

確かにそういう問題、発生しますよね。男性が社会の仕組みを作っていけば、女性はそこから取り残されていくのは、当然のこと。

 
UN WOMENは2030年までに指導的立場の男女の割合を50/50にすることを宣言しています。指導的立場の男女比を均等にして、男女それぞれの意思が平等に反映される未来を目指しているんですね。それは今回挙げられた今後の発展が目覚ましい分野も同じこと。
  
それは、数字的には理想だけれど、実際に、日本の女性のどれほどが、本気で管理職になりたいと思っているんだろうか?管理職と女性の幸せは結び付いているんだろうか?と疑問に感じました。

自分の生き方や理念と、会社・団体の理念が合致している場合、リーダーシップをとる立場(管理職)になって、自分の本分を全うしたい!と考えて、管理職になるのが一つの目標になるでしょう。
一方で、どれだけの働く女性が、自分の生き方や理念と、働くこととを一致できているのかな?と疑問に思います。

私が就職活動していた1997年は、就職氷河期。もともと採用人数が少ない上に、女子の採用はゼロの企業も多数あり、その当時、女子にとって、就職活動はとても厳しいものでした。

就職活動ではじめて、社会と接触し、「男女平等」、「女性も経済的に自立するべきだ!」とずっと学校で教え込まれてきたのに、実際の社会はそういう仕組みになっていないと気づいたのです。

私は運よく、6/1000の狭き門をくぐり抜け、日本でも有数の総合商社に縁故なしで入社しました。そのときは、発展途上のアジアの熱気を自分に取り込みながら、仕事する中で自分も成長するんだ!と意気込んでいました。

いざ、働き始めると、「あれ?どうして同期の男性は商社にいながら、貿易の仕組みすら理解できていないのに、私より評価されているんだ?」、「普段、私が営業担当(男性)の代わりに、お客さんと密なコミュニケーションをとっているから、仕事がスムーズなのに、成果だけ持っていくなんてずるい!」、「後輩男性の仕事の段取りが悪くて、いつも私がお客さんから文句を言われているのに、お給料が私よりも多いなんて納得いかない!」と、自分の生き方を全うするための仕事というよりも、「対男性との戦い」にシフトしていったのです。

いつも、男性と比べて、負けたくない!正当に評価されたい!と、必死で頑張っていました。平日残業、休日出勤、国内出張、海外出張、お客さんと工場との板挟み、為替のボードとにらめっこ、など。会社に自分の時間と労力をささげることが、美しくて、立派なことだと信じていたんです。そして、男性と対等に評価されたいし、男性と同等の収入や役職を得たいと願っていました。仕事においての目標が、「男性に負けない」にすり替わっていったのです。

    
「私が男性と同じように昇給し、昇進したら、私は幸せになれるのかな?」「そもそも男性って、そんなに幸せなのかな?」私は立ち止まりました。

 

国連が目指している、男女のケアワーク(家事・育児)分担の比率が50/50になって、女性がケアワークに回していた時間を外で働く時間にあてて、女性が男性と同じように昇進して管理職の男女比が50/50になったら、女性は幸せになれるのかな?一つの家庭に、仕事する人0.5x2人、ケアワークする人0.5x2人になるのが理想なのかな?
 

 

私は、そもそも「働く場」に「幸せ」と繋がるものがありきだと考えます。「幸せ」とは、自分の成長だったり、誰かからの感謝だったり、守りたいものを守ることだったり。「働く」ことで「幸せ」が手に入るから、働けるんだと思うんです。たぶん、幸せは収入そのものや地位そのものではなくて、その先の何か。それは人それぞれ違うと思います。「働く」と「幸せ」が乖離すればするほど、男性も女性も働くための「原動力」を見失う。働きたくないし、昇進もしたくない。そうなるのが自然だと思います。
 

 
今を生きる仕事を持つ家庭の女性は追い詰められています。知人の子育て中の総合職の営業職の女性は、日々育児と家事と仕事で終われ、「命を削って働いている」(本人の言葉)と、先日、二人目を流産。別の働く女性は、育児と仕事の両立は厳しいけれど、もしかしたら、離婚するかもしれないと思うと、息つく暇のない生活でも仕事を辞められないとのこと。女性管理職になった今、女性に優しい会社のキャンペーンガール扱いで、現実と対外イメージとのギャップに悩む女性もいます。
 
そんな実話を聞くと、心が痛みます。
 

「高収入、高キャリア、結婚もして子どももいる。」世の女性が羨むすべてを持っているように見えるのに、現実は仕事に、家事に育児で息つく暇がない。今まで努力して積み上げてきたキャリア。安定した収入を確保しつづけたい。会社も表向きは女性支援、でも会社から与えられる仕事には納得がいかない。未来について、自分が望む人生を歩む働き方について、じっくり考える暇がない。
 
だから、とりあえず社会や会社が使っている幸せの物差し(高収入、好キャリア、結婚、子ども)を違和感を感じながら、自分にも当てはめて、自分は幸せに違いないと言い聞かせて、使い続けているんじゃないかな。そして命を削ることになる。幸せを何で図るか。物差しを間違えると「不幸せなのに、幸せのはず」という矛盾を生きることになる。

 

今が、多様性の時代というなら、女性の働き方も、もっと多様になっていっていいと思います。その多様性を自分で作っていくのか、今のままで突き進むのか、選択するのは自分次第。男性社会が変わるのを待つよりも、女性自らがから変わっていくのが早いです。 

私は会社員という働き方を辞めました。私の幸せは、男性と戦う会社にはありませんでした。家族とふれあいを大事にしながら、家庭で、自分も成長しながら、私に関わってくれる大切な方々のお役に立つために、コミュニティを主催したり、メルマガを書いたりという働き方を選択しています。デジタル社会の進化の恩恵を手にして、多様な働き方のひとつとして、道を歩み始めています。

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