「大きくなったら何になりたい？」が愚問の理由

今日は、太郎と次郎と一緒に
昨日ご紹介した
「探求学舎」のオンライン授業を見たり、
（今日は生物進化、数字の発見でした！）
　
　
魔法の質問のマツダミヒロさんの
「世界一受けたいしつもんの授業」（無料）を
見ていました。

マツダミヒロさんが動画授業の中で、
「質問することを仕事にしています」
とさらっと自己紹介なさるんですけれど、

太郎（12歳）はなんども
「なんで質問するだけでお金もらえるの？」
「なんで？　わかんない」
とクエスチョンマークだらけだったようです（笑）

もはや、

・警察官
・公務員
・学校の先生
・販売員
・会社員
・サッカー選手
・お店屋さん
・お医者さん

のような、はっきりと何を売っているかが分かる職業は
どんどん減っていって、

一見しただけ、
ちょっと聞いただけでは、
何が仕事か分からない、
って人が増えていくんだろうと
思っています。

実際、私も、ママ友に
「何の仕事してるの？」
ってよく聞かれるけれど、

活動理念
「家庭を持つ女性が本来持っている光を放つことで
　社会全体が元気になるための活動」
は伝えられたとしても、
　
職業名という枠に収めることができない….。

これからは、

「こんな世界を作りたい！」
「こんな世界の住民になる！」

という、その人が持っている「世界観」ありきで、
その世界のために、私はこんな仕事してます！
こんな活動してます！
みたいになると思うんですね。

よく子どもがされる質問
「大きくなったら、何になりたい？」

と、子どもに将来の職業を聞いたりするのって、
そもそも「問い」が間違っているんじゃないか。
って思います。

大きくなってからしか、
叶えられないって前提の問いだし、
そもそも、何なるかってことは、枝葉末節。

コロナで休校になる前の週、小学校に、
子どもの成長発表会を見に行きました。

「大きくなったら○○（職業）になりたいです！」
「大きくなったら、いろんなことに挑戦したいです！」
「中学校にいったら、勉強頑張りたいです！」

実は、子ども達の真剣な発表を聞きながら、
すんごい違和感を感じていました。

その職業で叶えたい事ってなんなんだろう？
勉強したいなら、今、すればいいのに。
いろんなことに挑戦したいなら、
今、始めてみては？

すみません。
私、ちょっと意地悪い保護者です（苦笑）

そういえば、ホリエモンも
「将来は農業やりたいです！」って話した高校生に、
「何で今しないの？」って質問したそうです。

人生有限。
やりたいなら、今始めなきゃですね。

もちろん、目指す職業や、勉強をきっかけに
新しい世界が広がっていくことがあるのは
百も承知ですけれど、
それって、遠回り。
それって、視野が狭まる。

私だったら、

「どんな世界になったら、幸せ？ワクワクする？」
「そのために、何がしたい？」

って、子ども達に聞いてみたいと思いました。

漠然としていて、
答えにくいかもしれませんね。

だからこそ、子ども達が
幸せで、ワクワクな世界を描けるようになるには、

やっぱり、人生の先を歩む大人が、
幸せでワクワクな世界を描いて、
大人それぞれが、その人だからこその分野で
活動している姿を見せなきゃならないですよね。
　
　
自分の世界観にリンクしているのならば、
今携わっている職業は何でもいいし、
いくつ仕事を持っていてもかまわないし、
お金が発生しない
家事や育児をする専業主婦も、
ボランティアであっても、
どれも胸を張れる素晴らしい活動。
　
　
自分の世界観（理想の世界像）がないと、
自分のやっていることに自信が無い、
この職業でいいのかなと迷う、
お金だけで価値をジャッジしてしまう、
未来に不安や、閉塞感を抱えながら
生きることになってしまうんです。