マレーシアのペナン島で出産した話

昨日は三郎の7歳のお誕生日。
 


1年生で3月生まれの三郎。
それを考慮しても、身体も体重もみんなより2学年分くらいちっちゃいです。
本人は、身体の大きさなんておかまいなし。
声と態度だけは人一倍でっかいです(笑)
 

自分のお兄ちゃんがいようがいなかろうが、
5年生、6年生でも遊びの輪に堂々と入っていく三郎。
昨日は、他の学年のお兄ちゃん達や他の学年の先生達にも
「誕生日おめでとう!」と声をかけてもらったようです。
なんだか、学校一ちっちゃい、有名人。
 


(写真は三郎を取り上げて下さったのドクターと三郎)
 

7年前、マレーシアの南の島で三郎を生みました。
たいてい、日本人の妊婦さんは帰国して出産するんですけれど、
太郎も次郎もいたし、日本に母子で一時帰国して
その間だけ二人を日本の学校に通わせるのも大変すぎたし、
実家の両親もそんなに体力もないので、
マレーシアで生むことを決断。
 

上の子もいたし、大きいお腹であちこち動いていたので、
イギリス人の友人やマレーシアンチャイニーズの友人に
「あなたみたいな元気な妊婦を見たことがない」
なんて言われていました。

出産を通して、自分の常識なんて
ほんと役立たずだって思いしることになったんですけどね。
 

 
日本だと、妊婦の体重制限が厳しかったりしますけど、
あちらは、全くノーコントロール。
むしろ、たくさん食べなさい!

性別も日本だと親が望めば教えます、ですけど、
あちらでは、聞いてないのに教えてくれる。
(先生が「あ、ついてるね!」って、
 3人目も男と、覚悟する前に告げられました(笑))
 
 

日本では、基本的に、赤ちゃんが生まれたいときに産みましょう。
ですけれど、あちらでは、
親の産みたい日に、もしくは病院の先生が産ませたい日に産みましょう。
 

特にチャイニーズ系の人って
占い的にこの日が吉という日をねらって、
出産するんですよね。

 

私の主治医のインド人の先生は、
「あなたのことが心配だから!」といいながら、
夜中に呼び出されたくないので、
「そろそろ生まない?」って私に持ちかけたり。

 

実際分娩台に上ったら、
横で看護婦さんたちが何度も、
「麻酔しなくていいの?」
「ほんとに麻酔いらないの?」
って、しつこい(失礼)

看護婦さんからしたら、
なんでわざわざ痛い思いを避けられるのにも関わらず、
敢えて痛い選択をするのか、
この日本人は謎でしかない。
もしかしたら、言葉が分からなくて、麻酔って言いたくても言えないのかも?
くらいの親切心なんですけどね。

私からしたら、要らんていってるし、
もうこんなになってるんだから、仮に今から麻酔したって間に合わんってば!
って。

あっちの病院では、普通分娩が普通じゃない。 
無痛分娩が普通分娩。帝王切開が当たり前。
帝王切開も縦じゃなくて、横。
 

実際に産み落とした後、
先生が三郎の頭を、あやまって保育器の壁にぶち当ててたし。
(せんせーい!!!) 
 

2泊3日で退院するのが一般的なので、
私は前日夕方に病院に入っていたから、 
出産翌日には退院ね、と病院を追い出される。
 

しかも、
退院翌日の新生児の検診では、
黄疸出てるから、入院してって言われて、
そりゃ、黄色人種だし、生まれて数日だったら、黄疸も出るわなって感じなんですけど。
再び、母子入院。
今度は、子どもがメインなので、小児病棟、かつ相部屋。
出産したそのまま入院させておいてくれりゃいいのに。。。
  
 

黄疸の三郎は、
0歳児にしてサングラスをかけ、紫外線を浴びせられ、
私は、授乳タイムだけ呼び出される。
その授乳室では、三郎と同じ誕生日と思われるインド人の赤ちゃんが、
アメリカ人の女性に引き取られている場面に遭遇。
(合法的なものです。) 

産後の過ごし方にいたっては、
南国にもかかわらず、
1ヶ月間はシャワーもお風呂も風習的に禁止なんですよ。
(私は、民族的なしばりもないので、
 フツーにシャワーしてましたけど) 

私と同じコンドミニアムに住んでいたお友達は、
病院のお世話にはならず、
5人目を自宅で生んで、
長男が赤ちゃんのへその緒を切ったんだとか。

命を産む人間土壇場のシーンでは、
もう、何が正しいのか、間違いなのかなんて、ないんだって、
つくづく思ったんですね。

「こうあるべきだ!」
「こうしなければならない!」
みたいな、自分が持っている価値観なんて、

住んでいる国、暮らしている地域、土台が替われば、
全く無意味なんだって、
そのとき、身にしみて思いしったんですね。
  
 
自分の価値観の正しさにしがみついて、
それを振りかざせばかざすほど、
しんどいんだって。
 


そもそも、ルール違うんだからね!
って思い知れって話です。

 


マレーシアには、
日本や韓国、欧米諸国から長期滞在ビザを取得して
マレーシアで住んでいる人たちがたくさんいて、
 


そういう外国人たちが、
自国のルール、自分の価値観を振りかざして、
マレーシアでの当たり前に対して、
怒ったり、文句を言ったりする場面を見るのは
日常茶飯事でした。
 

 

私自身もそういう時期もありましたけど、
自分の価値観がことごとく破壊されるような出産をしちゃうと、
もう、そんなん言ったって、意味ないよね、
結局、自分がどうしたいか?どうありたいか?
だよねって
思うようになったんです。

 
と、今日は、私の海外出産事情を書いたんですが、
これ、実はね、もう、他人ごとじゃないですよ。

自分の既存の価値観をこわしてしまうような
「命がけの出産」を

もうまもなく、ダンジョトワズ、
誰しも、やってのけなきゃならなくなってます。
 


あなたも、ですよ。

ご存知のように、コロナのおかげで、
世界が書き換わりつつありますよね。
既存のルール、既存の仕組み、既存の価値観、
もうまもなく、「過去の遺産」になるわけです。
 

時代が完全に新しい時代にシフトしたときに、
既存のルール、既存の仕組み、既存の価値観を振りかざしたとしても、
全く無意味で、むしろしんどい、むしろ苦しい状況に陥るということ。

 
世の中は海になって、船で移動するルールになっているのに、
自分だけ陸にいる感覚で、車を運転しつづけてたら、
しんどいどころか、溺れちゃいますね。

既存のルール、仕組みは、
基本的に既に私たちが生まれる前からありました。
ひとりひとりが持っている既存の価値観って、
個人差こそあれ、大部分は既存のルール、仕組みの中で育まれてきたもの。
 

一方で、コロナ開けの時代には、
新しい価値観が台頭し、新しいルール、仕組みが出来てくる。
ちょっと順番が逆なんですね。(←ココ重要)
 


新しい時代はいつだって、
こうありたい、こうあるべき、という価値観が
社会のルールや仕組みを作っていくのです。
逆はありえない。
 


新しい価値観って誰が作るの?っていったら、
一人一人、個人個人なんですよ。
 

既存の仕組みやルールにしばられた既存の価値観から解き放たれた状態で
「わたしはこうあるべきだ!こうありたい!」
といった自分の中から湧き出てきた願望や価値観こそが、
新しい時代、新しい時代の自分を生み出していく。

もしかしたら、今までの当たり前が通用しにくくなって、
不自由さや窮屈さを感じていらっしゃるかもしれませんが、
グレイトリセットされた世界から作り出せる時代は、
本来、自由な時代なんですよ。

だからね、今、真っ先に最重要課題として考えてほしいのが、


「新しい時代で、本当に自分はどうありたいのか?」

その自分を、無痛分娩だろうが、普通分娩だろうが、帝王切開だろうが、
とにかく、自分で出産しなきゃならないんです。

 


新しい時代に、
これまでやってきたやり方が通用するとは限らないし
今ある会社があるとも限らないし
これまでのように自由に行き来できる交通機関やビザがあるとも限らないし
今のお金の仕組みがこのまま存続するとも限らないし、
今ある協会や団体が、権利を守ってくれるとも限らないし
今ある人間関係がこれからも続いていくとも限らない。

 

そんな既存の不確定要素に依存しないで、

「自分はほんとはどうありたい?」

そこを見つけて、それをやるだけ。
むしろ、それしか出来ない。

 

命がけで自分を出産するんです。
 

本当の自分を出産できた人だけが、
新しい時代を、心地よく軽やかに生きていけます。

え~!「本当の自分を出産する」なんて、
なんかおおごとだな、
大変そうって思われるかもしれません。

でもね、ぜったいに、ご自身の中にある。
絶対に見つかるし、身体の中から出せるもの。
ちゃんと、あなたの中で育っているあるべきあなたがいるんですよ。

 
見つけてしまうのが怖いかもしれないし、
産むときは、痛い~!ってなるけれど、
それを乗り越えなければ見れない世界ってあるのです。
 

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