五月晴れの爽やかなお天気に恵まれた5月11日
私が所属し、少し運営のお手伝いさせていただいてるコミュニティの合宿に参加してきました。
とても素晴らしい合宿でしたので、
ブログで少しづつシェアしたいと思います。
箱根にいらっしゃるご予定のある方の参考になれば。
名古屋から新幹線で約2時間。
美しい富士山を見つつ、熱海駅に到着しました。
まずは箱根の守り神、「來宮神社」へ参拝。
熱海駅からJR伊東線で一駅。
幸運にも観光車両に乗車できました。(ほんの3分ほどですけれど)
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海が眺められるように配置された座席の車両も面白いですね。
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来宮駅から線路沿いに熱海方向に歩き、電車の高架をくぐると、そこに來宮神社がありました。
歩いて3分程度です。
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新緑の竹林に包まれた赤い鳥居が美しい。
ですが、まずは腹ごしらえこの鳥居のすぐそばにある「來宮神社直営お休み処」にて、おうどんを。
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私が頂いたのは「とりうどん」 麺が細いのがなんだかうれしい。
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ここで来宮神社のお話を少し。
來宮神社は熱海の地主の神で、来福、縁起の神様として、信仰を集めています。
ちなみに、御祭神は以下です。
・大己貴命 (素戔嗚命の御子。またの名を大国主命「大黒様」です。
熱海に住居を定めたと言われています。)
・五十猛命 (素戔嗚命の御子。大陸から樹種を持ち帰り、日本に播種した神。
熱海湾で網をかけて漁をしていると、網に木の像がひっかかり、
不思議に見ていると、童子があらわれて、五十猛命だと名乗り、
村人に祀るようにと告げたという話があります。)
・日本武命 (人皇十二代、景行天皇の時に、東征に出陣し、
箱根路からこの地に軍をすすめたときに、
産業を奨励した功績と武勲を称えて祀られています。)
この御祭神はこの本殿に祀られています。
この本殿の左奥の小道をいくと、樹齢2000年以上、本州一の巨樹とされている大楠があります。
大きすぎて写真に納まりきりません~。
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江戸末期までは「木宮明神」と称し、木に宿る神々に対する信仰の場となっていました。
このご神木は樹齢2000年以上とされる大楠です。
国の天然記念物に指定され、その大きさは幹周23.9M、高さ26M。
ごつごつとしたコブのある幹から視線を上に移すと、枝には、風に揺れるたくさんの緑の葉。
2000年以上の年月を経て、今なお生き続ける楠は、とてつもない生命力があふれています。
そもそも神社は始めから、神殿や鳥居があったのではなく、
山、川、木、岩、滝などの自然の中にいる神を崇拝していたのが、
後に、神聖な場として、人間が建物を作ったされています。
更にいえば、
並々と滝が水を落とし続けることのできる豊かな水源、
巨木を生かし続けることのできる豊かな土壌、
巨岩、奇岩を形成する力強い大地や水の力、
その地球のパワーそのものに畏怖し、祀ったのだろうと思います。
この目の前にある巨木は人間が計り知れないほどのパワーを
大地から得て、2000年という気が遠くなるような歳月を経て今も生きている。
側で見ると、圧倒されます。
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この長寿の大楠にあやかって、幹を1周回ると寿命が1年延びるんだとか。
お参りをした後に、私は右回りでぐるり1周回りました。寿命が延びたかなぁ。
言い伝えでは、御祭神である「五十猛命」は村人に7本の楠に囲まれた祠を探し、
そこに私を祀りなさいと告げたそうです。
安政6年(1859年)に熱海に漁業権をめぐる争いが勃発し、訴訟費用捻出のために
5本の楠は切られてしまいましたが、現在のご神木を切ろうとしたときに、
白髪の老人が表れ、両手を広げて木を守ると、鋸が真っ二つに割れ、老人が消えてしまった。
これは神のお告げと、大楠を切るのを止めたというエピソードが残っています。
雨、風、雷に耐え、人災も潜り抜けた大楠の生命力の強さに感服します。
境内には樹齢1300年とも言われる第二大楠も残っており、
内部はほぼ洞になっているのに、今もなお青々と葉をしげらせていました。
來宮神社という土地のパワーを感じます。
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この「來宮神社」は参拝客を喜ばせるたくさんの仕掛けがあります。
鳥居前や大楠前や稲荷社前には自撮り用の台が設置されていたり、
砂利の上に、ハートに掃き集められた落ち葉があったり、
記念撮影用のボード枠があったり、
女性が喜びそうな演出がたくさんあります。
お茶などが頂ける「茶寮 五色の杜」は、モダンで居心地の良い空間。
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ゆっくりと語らうには絶好の空間です。
整った空気の中にいると、心がおだやかになります。
ガラステーブルで切り取られる木の陰は一枚の絵のようです。
参集殿では、お札お守り授与や、朱印帳受付、神楽受付があります。
この中はくすのきのアロマが焚かれていて、本当にいい香りでした。
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写真はありませんが、酒難除守というのもあって、
飲酒のよるケガや事故、なくしもの、お酒にまつわる災いから守ってくれるお守りなんだとか。
実は來宮神社は「禁酒」の神様でもあるんですって。
確かに書いてある!そんな神様がいらっしゃるとは。
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おみくじもひきました。普段はお正月以外は引かないんですが、せっかくなので。
私が引いたおみくじは「大吉」。幸先いいです♪
する事なすこと幸いの種となって 心配事なく嬉しい運ですから
わき目ふらず一心に自分の仕事大事とはげみなさい
少しでも我儘の気を起して色や酒に溺れるな
自分がおもう道を歩いていっていいんだな、
自分の志事を突き進んでいいんだな、と背中を押して頂いた気分です。
色や酒に溺れるな。肝に銘じます!飲みすぎ注意ね。。。
樹齢2000年という大楠を抱きながら、
現代の人の手とうまく場が調和していて、
本当に居心地のいい、優しい雰囲気の神社でした。
鳥居を境に行き来すると、神様がいらっしゃる場が
いかに清浄な場なのか、よくわかりました。
鳥居をくぐって、神社を出た瞬間、さわやかな空気から、
じとっと重い空気に代わり、温度も高く感じるほどでした。
箱根の地に来たら、必ず再び参拝したい神社です。
伊豆國霊社 熱海 來宮神社
静岡県熱海市西山町43番地1号
0557-82-2241
HP http://www.kinomiya.or.jp/
時間と場所にとらわれない、
「プリザーブドフラワー通信講座 花満時間(はなみたしじかん)」
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