引っ越し族の娘

お花を通じて 忙しいママを潤い満たす
オンライン プリザーブドフラワー講師
プリザママ 若野さきです。

小学校で1回。
小学校で1回、中学校で1回。
小学校で2回、中学校で1回。

これ、上から、
私、妹、末の妹の転校回数。
父の転勤や転居に伴って
私が子供だった頃の引っ越し合計回数は
20年間で計4回。これが多いのか、
少ないのかは別として、
引っ越しによる環境の変化を
小さいころから余儀なくされていました。

私は学校途中で転校したのは
小学6年生の時に1回。
転居による引っ越しで
千葉→千葉。

女子って怖ろしいほどグループ行動。
小学校6年生にもなれば、
もう完全にグループは出来上がっていて、
新参者が入る余地なし。
つ、つらい。

黒板下のチョークの粉が降り積もった
OHPボックスに
「花見川(前に住んでいた場所)にもどりたい」
と指で書いたのを今でも覚えています。

ある女子からは完全無視されたりもしました。
私がピアノ弾けないと知った後は
普通に接してもらえましたけど。
その子はクラス一番ピアノの上手な子で、
ライバルが現れたと勝手に思い込んだんですね。
私、全くピアノ弾けません。

〇♪他に比べりゃ外国同然♪の大阪へ。

私は高校入学と同時に
千葉から大阪に引っ越ししました。

入試方法も違うし、
どこの高校に行きたいのかなど
全く分からないまま、
親に言われるがままの受験でした。
そして、とっても自由な
大阪の公立高校に通うことになりました。

そこで感じたのはまさにこれ。
♪他に比べりゃ外国同然♪
(大阪ストラット by ウルフルズ)

大阪って空気が違う。
テンポが違う。
みんなが落語家?

入学当時、
静かにしてても目立ってました。
容姿云々じゃないですよ。
私の代名詞は「関東弁」の子。

いじめとか、仲間外れなどは
なかったんですけれど、
私が口を開くと
「関東弁」って言われてました。

それまで千葉で暮らしていたので、
「関東弁」という概念がなかった。

「関西弁」の対義語と思えば、
「関東弁」があってもおかしくないんですけどね。

中学までの私は関東しか知らなかった。
日本地図で大阪府があるのは知っていたけれど、
大阪からみた千葉なんて考えたことがなかった。
今思えば、井の中の蛙。

高校入りたての私には
「関東弁」という言葉に強烈な違和感があって、
自分の話している言葉が
突然「遠い地方の言葉」になった感覚。

周りの話す「関西弁」に「?」が飛びました。
意味が分からない。
同じ日本に住んでいる人の言葉が分からない。
ちなみに、
一番驚いた言葉が「自分」の使い方。

よく会話に登場するのが、
「自分、どうなん?」
「で、自分は?」

黙っていたら、
「で?」って聞かれる。

「自分」って「私」、一人称でしょ?
でも、時によっては
「あなた」、二人称になるんです。
大阪では。

それを知るまで会話が成り立たなかった(笑)

高校2年生の夏、
部活の合宿と、修学旅行で
数日、友人と寝食を共にして、
ようやく”似非”関西弁を話せるようになりました。

ようやく馴染めた気分~。
それでも、「ちゃう!」
って言われ続けてましたけど(笑)

そして、一番つらかったのが、
話し始めたら、必ずオチを求められたこと。
友人間の会話では、
事実を淡々と話し続けることは許されない。
「で?」って視線が痛い。
私、落語家ちゃうし!

引っ越し族の娘だった私は、
環境の変化に苦労しました。
かるーい感じで書きましたけど、
何度も泣きましたよ。

だけど、その苦労も
今となっては財産です。
ずっと同じ場所にいたら
味わえなかった苦労と発見がありました。

でも、もっと苦労したのは
更に転校回数の多い妹たち。

末の妹は一番もの静かなタイプで、
大人数でわいわいするのは苦手。
自分から輪の中に入って行くことが
できないタイプだったんです。
小学校の頃は休み時間には
いつも私のクラスに来ていまいた。

そんな彼女は転校先に
馴染むのに一番苦労していました。
休み時間はトイレに
籠っていた時期もあったそうです。

そんな話を後から聞いて、
胸が痛みました。

たくさん転校した彼女は
その経験の中で処世術を学んだのは
間違いありません。

今や一児のママかつ、
総合職でクールに働き続ける
ワーキングマザーです。

—-

父の手綱に掴まって、
引っ越し族の娘だった私。

今は夫の手綱に掴まって
転勤族の妻。

私の人生は浮雲のように
あちらへふわり。
こちらへふわり。

振り回される人生だと
口をとがらせていた時もあったけど、
最近気づいたこと。

どこに流れていっても
私は私。

妻や母である前に、
一人の人間として、
私が私でいられるために、
どこにいっても
自分を見失わない
そんな生き方を
目指します。

地面にとらわれない生き方
できるかもって
今 自分を励ましながら
すすんでます。

———–

写真は
高校時代に祖母も一緒に住んでいた懐かしい父の実家の縁側

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